Thunderbird 3.1.16 がリリースされた
Mozilla は米国時間 2011 年 11 月 8 日、定期的なメンテナンススケジュールによる、安定性及びセキュリティ問題を修正した Thunderbird 3.1.16 をリリースした。
このアップデートでのセキュリティ問題への修正は合計 3 件、重要度区分において最高 2 件、高 1 件が修正されている。
- MFSA 2011-49 Firebug を使ったプロファイリング中に生じるメモリ破壊
- MFSA 2011-47 Shift-JIS を用いた潜在的な XSS 攻撃
- MFSA 2011-46 loadSubScript によって XPCNativeWrapper のスコープ引数が公開される問題 (1.9.2 ブランチ)
修正された問題は 3 件。これら修正点は Bugzilla (英語) より確認できる。
その他 Thunderbird 3.1.16 での改善や既知の問題などの一般的な情報は リリースノート を参照いただきたい。
Thunderbird 3.1.16 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロードできるほか、既存の Thunderbird 3.1 ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “ソフトウェアの更新を確認” より手動で確認することも可能だ。
なお、Thunderbird 3.1 シリーズのサポート(セキュリティアップデートの提供) は、最短で 2011 年 12 月に終了予定と発表されていたが、法人向けサポートの方針が決定するまでは継続する。参照: Mozilla Japan ブログ
- ダウンロード :
- Thunderbird 旧バージョンのダウンロード
- リリースノート :
- Thunderbird 3.1.16 リリースノート
- セキュリティアドバイザリ
- Thunderbird 3.1.16 で修正されたセキュリティ問題
- 修正されたバグ :
- Bug List (英語)
- 旧バージョン向けアップデートについて :
- Mozilla Japan ブログ