SeaMonkey 2.3 がリリースされた
Mozilla Application Suite の開発をコミュニティベースで継続している SeaMonkey Project は、米国太平洋夏時間 8 月 16 日、メジャーアップデートとなる SeaMonkey 2.3 をリリースした。
SeaMonkey 2.3 は Firefox 6 と同じレンダリングエンジン Gecko 6 を搭載しており、バックエンドも Firefox 6/Thunderbird 6 相当となっている。アプリケーションの内容としては、これまで通りブラウザ、メール & ニュースクライアント、Chatzilla、Web 開発ツールを搭載したオールインワンパッケージとなっている。
SeaMonkey 2.3 での新機能や改良点、セキュリティ修正、既知の問題は次のとおり。
新機能及び改良点
- Microsoft Outlook からメッセージをインポートする際の問題の修正
- WebSocket API の最新草案版に 接頭辞付きで対応
- EventSource / Server-Sent イベント に対応
- window.matchMedia に対応
セキュリティ修正
SeaMonkey 2.3 では、重要度区分において 最高 1 件のセキュリティ問題が修正されている。
- MFSA 2011-33 SeaMonkey 2.3 で修正されたセキュリティ問題
そのほか、すべての修正は What’s New in SeaMonkey 2.3 (英語)を、全般的な情報については SeaMonkey 2.3 リリースノート を参照されたい。
SeaMonkey 2.3 は Windows, Mac, Linux 版が用意され、SeaMonkey Project ウェブサイト より日本語を含む 24 言語に対応した各言語版がダウンロード可能である。SeaMonkey 2.2 と同じく、Windows では Windows 95、98、Me、NT4 では動作しないほか、Mac OS X においては 10.4 (Tiger) のサポートが終了する他、 PowerPC 環境での Max OS X のサポートも終了する。
- ダウンロード :
- SeaMonkey Project
- リリースノート :
- SeaMonkey 2.3 Release Notes
- セキュリティアドバイザリ :
- SeaMonkey 2.3 で修正されたセキュリティ問題