Camino 1.6.10 がリリースされた
米国時間 2009 年 9 月 29 日、Gecko をベースにした Mac OS X 専用ブラウザである Camino の、安定性向上とセキュリティフィックスのためのアップデートが The Camino Project よりリリースされた。
Camino 1.6.10 での修正点と既知の問題は次のとおり。
- 修正点
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- Java を無効にした Mac OS X 10.6 (Snow Leopard) でのクラッシュを防ぐ。(Java を必要とするユーザは既知の問題から Mac OS X 10.6 と Java に関する情報を参照のこと)
- クローズボタンのクリックでタブを閉じた場合のクラッシュの可能性問題を修正
- 広告ブロック機能の改善
- 既知の問題
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- Mac OS X 10.6 “Snow Leopard” の Java と Camino 1.6.x に含まれるバージョンの Java Embedding Plugin に互換性がないため、これら Mac OS X のバージョン上で Camino 1.6.x を利用する際には Java をデフォルトで無効にする。Java を必要とするユーザは、指示 (英語) に従い 付属する Java Embedding Plugin を手動でアップグレードする必要がある。
- Windows Media コンテンツを表示する Flip4Mac(F4M)プラグイン ver. 2.2 は、Camino で重大なレンダリング問題を起こす。 Flip4Mac チームはこの問題をバージョン 2.2.1.7b+ で解決している。
- 多くの Flash コンテンツを含んだページを閲覧後、Camino が正常に機能しなくなる可能性がある。これは Camino を終了するか再起動することが解決方法である。この問題は Flash プラグインに含まれるバグによって起きるが、Mac OS 10.4 以降で利用できる Flash バージョン 10.0 で修正されている。
- Camino 1.6.x とサードパーティ製拡張機能の 1Password のいくつかのバージョンには互換性がないため、それらを利用している場合、Camino は起動時のクラッシュやブックマークのインポート時、およびロケーションバーへのペースト時にハングする原因となり得る。ユーザはこれらの問題に対し、Camino での 1Password の統合を無効化したうえで 1Password のサポートに詳細情報を伝える必要がある。
Camino 1.6.10 は、Camino Project ウェブサイトよりダウンロードできるほか、既存の Camino 1.6 ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、Camino メニューの “アップデートの確認” より手動で確認することもできる。
- ダウンロード:
- The Camino Project
- リリースノート:
- Camino 1.6.10 Release Notes
- 既知の問題:
- Known Issues