Firefox 3.5 Release Candidate がリリースされた
Mozilla は米国時間 2009 年 6 月 19 日、次期 Firefox のリリースに向けた候補版である Firefox 3.5 Release Candidate をリリースした。これは開発者や拡張機能作者を対象に、正式版公開に向けてコミュニティからのフィードバックを得ることを目的に公開されている。
今回のリリースに先立ち 16 日に Beta 4 および Preview の利用者を対象としたアップデートという形で Release Candidate 1 がリリースされていた。今回は、ナンバリングが外された Release Candidate となっているほか、バイナリのダウンロードとアップデートでの提供という通常のリリース体制に戻っている。バージョンは 3.5 となっているが、正式版とは異なることに注意して欲しい。
Firefox 3.5 Release Candidate は Firefox 3.5 プレビューリリース からダウンロード可能である。また、ベータ版の利用者に対しては自動アップデートでも提供される。Firefox 3.5 の新機能などの詳細は Firefox 3.5 (リリース候補版) リリースノート から確認できる。
Preview と同じく、Places データベースの拡張に伴い初回起動時に places.sqlite が書き換えられるため、Beta 4 以前との互換性が失われている。そのため、ダウングレードすると履歴やブックマークが空になることが報告されている。Release Candidate へアップグレード後のダウングレードは控えるべきだろう。
開発者に向けた情報は Mozilla Developer Center の Firefox 3.5 for developers (日本語) より参照可能となっている。
Firefox 3.5 Release Candidate の詳細な情報は リリースノート を、リリースに関するニュースは mozilla developer center の Firefox 3.5 release candidate now available for download を参照されたい。
冒頭にも書いたように、Firefox 3.5 Release Candidate は改良された機能や新しく取り入れられたテクノロジーを正式版公開に向けて、コミュニティからのフィードバックを得ることを目的に、Web 開発者や拡張機能作者を対象としたものである。インストールを行なう前に、これは通常利用を目的とした公開ではないことを理解していただきたい。
- リリースノート:
- Mozilla Firefox 3.5 (リリース候補版) リリースノート
- Firefox 3.5 Release Candidate に関する情報:
- Firefox 3.5 release candidate now available for download
- 開発者のための Firefox 3.5