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リリース版 | Firefox 53.0 Android 53.0 iOS 7.2 ESR 52.1.0/45.9.0 | Thunderbird 52.0.1 | SeaMonkey 2.46 | Lightning 4.7.8
プレビュー版 | Firefox Nightly 55.0 Developer Edition 54.0 Beta 54.0 | Android Aurora 54.0 Beta 54.0 | Thunderbird Daily 55.0 Earlybird 54.0 Beta 53.0 | SeaMonkey Nightly 2.52 Aurora 2.51 Beta 2.48 | Lightning Beta 5.4
相互サポート | Firefox | Thunderbird | SeaMonkey | Lightning | Android | Firefox OS | iOS

2017 年に予定されている Mozilla ソフトウェアにおける各機能のサポート終了について


2017 年には、これまで Mozilla ソフトウェア がサポートしてきたいくつかの機能についてサポートを終了することが予定されている。本記事では、それらについて Mozilla Japan のブログ記事 を基に紹介する。いずれのサポート終了もユーザー、開発者に大きな影響を及ぼすと予想されることから、ユーザー、開発者とも余裕のある対応を心掛けたい。

NPAPI プラグインのサポート終了

2017 年 3 月にリリースが予定されている通常版 Firefox 52 において、Flash 以外の NPAPI プラグインのサポートが終了される予定である。なお、法人向けの延長サポート版(ESR)Firefox である ESR 52 については、企業内での利用など移行に時間が必要なユーザーへの影響を考慮して、NPAPI プラグインのサポートが継続される。

Thunderbird ではバージョン 52、SeaMonkey では バージョン 2.49 においてサポート終了となる。

これは、ブラウザーのパフォーマンスやセキュリティのためにプラグインの機能をウェブ標準の API に置き換えていく取り組みの一貫となる。ビデオ再生、音声再生、クリップボード統合、高速 2D/3D グラフィックス、マイク・カメラの制御など、従来プラグインで実装されていた機能は既にウェブ標準 API でサポートされている。

また、2017 年には、ウェブサイトが Flash プラグインのコンテンツを有効化するにはユーザーによる明示的なクリックが必要となる予定である。

Windows XP および Vista のサポート終了

2017 年 3 月にリリースが予定されている通常版の Firefox 52 を最後に、Windows XP/Vista のサポートも終了される予定である。それ以降は XP/Vista ユーザーは自動的に ESR 52 へと切り替えとなる。

Thunderbird ではバージョン 52、SeaMonkey では バージョン 2.49 が Windows XP/Vista をサポートする最後のバージョンとなる

現状 Firefox は、主要なブラウザーのうち Windows XP と Vista をサポートする唯一のブラウザーであるが、Microsoft 自身は Windows XP のサポートを 2014 年 に終了しており、Windows Vista のサポートも 2017 年 に終了する。サポートされないオペレーティングシステムは、セキュリティの更新を受け取れず、既知の脆弱性があり、使用するには危険な状態であり、このようなオペレーティングシステム向けに Firefox を保守することは困難である。

Windows XP および Vista のユーザー向けのセキュリティの更新は 2017 年 9 月まで提供する予定であるが、これらのユーザー向けの更新には新機能が含まれない。2017 年の中頃に、まだ Windows XP と Vista を使用しているユーザーに対して最後のサポート終了日が告知される予定である。

従来型アドオンのサポート終了と WebExtensions への移行

Firefox はアドオンによって様々な機能の拡張が可能であるが、従来型 (XUL 形式) のアドオンはブラウザー内部のアーキテクチャと相互に依存しており、バージョンアップ時に互換性が保てないことや、ブラウザーの大幅な実装変更が出来ないといった課題があある。

Firefox では、昨年には UI の応答性を高めるため コンテンツのプロセス分離を導入 し、今年は次世代ブラウザーエンジンとして研究開発を続けてきた Servo の成果を Firefox に統合しパフォーマンスと信頼性を比較的に向上させる Project Quantum で、ブラウザー内部の大幅なアーキテクチャ刷新を続けている。

これらを後押ししつつ、Chrome, Opera, Edge など他のブラウザのアドオンと同一の API をサポートしてブラウザーアドオン開発者のエコシステムを拡大していくため、Firefox では WebExtensions というシステムの導入を進めてきた。

2017 年 4 月の Firefox 53 リリース以降、アドオンサイト (AMO) では従来型のアドオンの受け付けを終了し、2017 年 11 月の Firefox 57 リリース以降、従来型のアドオンのサポートを終了する予定である。Thunderbird ではバージョン 57.0beta、SeaMonkey では 2.54 においてサポート終了となる。

1 件のコメント - “2017 年に予定されている Mozilla ソフトウェアにおける各機能のサポート終了について”

  1. LGA774 :

    あれ?
    Thunderbird とか SeaMonkey とかって、従来型アドオンの廃止時期って言及されていましたっけ?
    その様な事は、原文にも書かれていませんでしたが・・・?

    と云うより、Thunderbird・SeaMonkey で WebExtensions って使える様になってましたっけ?
    特に SeaMonkey は思いっきり周回遅れになっていて、それ所じゃ無い様な雰囲気ですけど、これって本当なの?
    確かに、Firefox で従来型アドオンの廃止を行うバージョンとは合致しますけど・・・?

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