SeaMonkey 2.2 がリリースされた
Mozilla Application Suite の開発をコミュニティベースで継続している SeaMonkey Project は、米国太平洋夏時間 7 月 7 日、メジャーアップデートとなる SeaMonkey 2.2 をリリースした。
SeaMonkey 2.2 リリースノート によると、SeaMonkey 2.2 は Firefox 5 と同じレンダリングエンジン Gecko 5 を搭載しており、バックエンドも Firefox 5/Thunderbird 5 相当となっている。アプリケーションの内容としては、これまで通りブラウザ、メール & ニュースクライアント、Chatzilla、Web 開発ツールを搭載したオールインワンパッケージとなっている。
注目すべき新機能、変更点としては
- アドオンのバンドルが、オプション扱いではなくなった(Windows 版)
- アカウント設定からアーカイブの設定ができるようになった
- CSS アニメーション への対応
- Canvas、JavaScript、メモリ、ネットワーキングのパフォーマンスを強化
- HTML5、XHR、MathML、SMIL、Canvas 等、Web 標準への対応を強化
- 一部の言語でのスペルチェックの精度を強化
- WebGL コンテンツによる クロスドメインテクスチャの読み込みの禁止
- バックグラウンドのタブでの setTimeout と setInterval のタイマー間隔の 1000 ms への固定
SeaMonkey 2.1 と同じく、Windows では Windows 95、98、Me、NT4 では動作しないほか、Mac OS X においては 10.4 (Tiger) のサポートが終了する他、 PowerPC 環境での Max OS X のサポートも終了する。
SeaMonkey 2.2 は、Windows, Mac そして Linux 版が用意され、SeaMonkey Project ウェブサイト より日本語を含む 21 言語に対応した各言語版がダウンロード可能である。
- ダウンロード :
- SeaMonkey Project
- リリースノート :
- SeaMonkey 2.2 Release Notes