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Mozilla は米国時間 2010 年 10 月 19 日、安定性及びセキュリティ問題を修正した Thunderbird 3.1.5 と Thunderbird 3.0.9 をリリースした。

Thunderbird 3.1.5

このアップデートでのセキュリティ修正は、重要度区分において 5 件の最高、 1 件の高、 1 件の中、1 件の低の合計 8 件が修正されている。

• MFSA 2010-72 安全でないデフィー・ヘルマン鍵共有
• MFSA 2010-71 安全でないライブラリの読み込みに関する問題
• MFSA 2010-70 SSL ワイルドカード証明書が IP アドレスに一致してしまう
• MFSA 2010-69 モーダルな呼び出しを通じたクロスサイト情報漏えい
• MFSA 2010-67 LookupGetterOrSetter におけるダングリングポインタ脆弱性
• MFSA 2010-66 nsBarProp における解放後使用の問題
• MFSA 2010-65 document.write を用いたバッファオーバーフローとメモリ破壊
• MFSA 2010-64 様々なメモリ安全性の問題 (rv:1.9.2.11/ 1.9.1.14)

このアップデートでは、MozillaZine.jp フォーラムにも報告されていた Mac 環境においてパスワード入力のダイアログで IME が有効だとクラッシュする問題 (bug 548480) が修正された。これは、Mac 環境でのトップクラッシュに挙げられていた。また、パフォーマンス上の理由から、既定ではすべてのプラグインが無効化されるようになった (bug 599119)。有効にするためには、設定エディタから plugin.disable を false とする必要がある。

修正された問題は 59 件、これら修正内容は Bugzilla@Mozilla Bug List より確認することができる。その他、Thunderbird 3.1.5 での改善や既知の問題などの一般的な情報はThunderbird 3.1.5 リリースノート を参照いただきたい。

Thunderbird 3.1.5 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロードできるほか、既存の Thunderbird 3.1 ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “ソフトウェアの更新を確認” より手動で確認することも可能だ。

ダウンロード :

Mozilla Japan

リリースノート :

Thunderbird 3.1.5 リリースノート

セキュリティアドバイザリ :

Thunderbird 3.1 セキュリティアドバイザリ

修正されたバグ :

Bug List (英語)

Thunderbird 3.0.9

このアップデートでのセキュリティ問題への修正は Thunderbird 3.1.5 と同内容となっており、これらは セキュリティアドバイザリ より確認できる。

修正された問題は 29 件、これら修正内容は Bugzilla@Mozilla Bug List および Thunderbird 3.0.9 リリースノート を参照いただきたい。

Thunderbird 3.0.9 は Windows, Mac そして Linux 版が用意され、Mozilla ウェブサイトよりダウンロードできるほか、既存の Thunderbird 3.0 ユーザには自動アップデート経由で通知されるが、ヘルプメニューの “ソフトウェアの更新を確認” より手動で確認することも可能だ。なお、Thunderbird 3.0 のサポートは 12 月で終了を予定しており、Mozilla ではできる限り早い時期に Thunderbird 3.1 に移行するよう勧めている。

ダウンロード :

Thunderbird 旧バージョンのダウンロード

リリースノート :

Thunderbird 3.0.9 リリースノート

セキュリティアドバイザリ :

Thunderbird 3.0 セキュリティアドバイザリ

修正されたバグ :

Bug List (英語)

カテゴリ： MozillaZine
投稿者： Cai
投稿日時： 2010/10/20 水曜日 - 21:56:40
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